アウトパフォームとは、株式の市場用語で、一定期間にその株の株価上昇率(株の値動き)が、日経平均株価やTOPIXなどベンチマークといわれる株価指数を上回ることをいう。
反対語はアンダーパフォーム。
株がどれだけの収益を投資家にもたらすかを測る場合には、「その期間に何%上昇するか」という絶対評価と、「平均的な収益を何%上回るか」という相対的な評価があり、アウトパフォームは相対的な評価をする時に使われる。
例えば、日経平均株価が10%上昇する中、ある銘柄の上昇率が20%だった場合、アウトパフォームということになる。
また、日経平均株価が10%下落する中、ある銘柄では下落率が5%だった場合、絶対価格はマイナスでも、アウトパフォームということになる。
証券アナリストが相対的な評価としてアウトパフォームやアンダーパフォームを使うのは、ある意味、「投資銘柄の株価が下落したが、ベンチマークよりは良かった」という逃げ口上に使われているとも言える。
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