アセットアロケーションとは、簡単に言えば資産配分のことで、「どの国の、どの市場の金融商品を、どれだけの比率で資産に組み入れるのか」ということ。
大きな資金を運用する場合は、まず、運用する資産を、「現預金」、「国内株式」、「国内債券」、「不動産」、「外貨」、「外債」、「海外証券」など資産クラス別にどのような割合で分配するかという意思決定があり、その後に、資産クラス毎に、銘柄の選定に入る。
長年の研究機関のデータによると、ポートフォリオの長期間のパフォーマンスに与える影響として最も大きい要素がアセットロケーションであると言われている。
アセットアロケーションがリターンの8割を決定すると言われ、個別の銘柄検討はリターンにおける、2割の影響度しかないと言われている。
このように、アセットアロケーションを検討することは、資産形成のステップの中の重要なポイントとなる。
アセットアロケーションを考えるにあたっては画一的なものではなく、個々人の状況によって、アセットアロケーションの中身が変わってくる。
① 年齢
② 家族構成
③ 資産運用の目的
(老後の資金、子供の学費、住宅購入資金等)
④ 投資期間
⑤ 性格(どのくらいのリスクがとれるか)
など、まず自分を知ることから始めなければならない。
そして、最終的には投資家自身が自分で、アセットアロケーションを決めることが重要である。
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